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豚バラ肉のおろし煮(dish352)

料理と器・杉江保枝

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 豚バラ肉シリーズ第三弾。今回は大根おろしを使った煮物です。豚バラ肉というと脂っこいとか、しつこいといったイメージが強いのですが、大根おろしを加えることでとてもさっぱりと食べられます。合わせた野菜は椎茸と人参。この他、ごぼうを入れても美味しく仕上がります。三つ葉、みょうがなどの薬味を載せているので香りも良く、食欲をそそります。またこの煮物、そのままめんつゆにしても美味。鴨南蛮のような味わいで、これまた食が進みます。下ごしらえ次第でお肉も柔らかく煮えますので、ぜひ試してみてください。

 

用意するもの(概略)

豚バラ肉(かたまり) 130〜150g

  <焼肉用の豚バラカルビでも可>

塩 少々

日本酒 小さじ1

椎茸 5〜6枚

人参 80g

だし汁 カップ1

みりん 大さじ1

しょうゆ 大さじ1.5

大根 150g

三つ葉 適宜

みょうが 適宜

 

作り方

  1. 豚バラ肉は3〜5ミリ程度の厚さに切り分け、全体に軽く塩をふり、さらに日本酒小さじ1をふってよく揉み込んで5分ほどおく。
  2. 椎茸は石づきをとって1/2に切り分け、人参は4〜5センチの短冊に切っておく。
  3. 鍋にだし汁カップ1、切り分けた椎茸を入れて火にかけ、沸騰してきたらみりん大さじ1としょうゆ大さじ1.5を加え、さらに沸騰してきたら1の豚バラ肉と人参を入れ、肉に火が通るまで中火で加熱する。
  4. 加熱している間に大根おろしを作る。さらに、三つ葉を適当な大きさに切り、みょうがは千切りにして水にさらしておく。
  5. 肉に火が通ったら火を止め、仕上げに大根おろしを入れて全体をよく混ぜ合わせる。
  6. 器に盛り付け、三つ葉とみょうがをあしらえば出来上がり。

 

ポイント1

肉は塩と日本酒で下ごしらえをします。このひと手間で加熱しても硬くなることがありません。また、日本酒を揉み込んでおくことで、豚肉の臭みも消えます。この過程をおろそかにしないようにしましょう。下ごしらえをしたら、5分ほどおきます。常温で、脂身が少し溶け出す程度になってから調理するとよいでしょう。

 

ポイント2

椎茸からは旨みが出るので、だし汁と一緒に火にかけます。沸騰してきたら汁に味醂と醤油で味付けし、それから肉を煮ます。今回は豚バラ肉のかたまりをスライスして使用していますが、焼肉用に予めスライスしてあるものを使用しても構いません。また、薄切り肉を使うと調理時間が短くなります。その場合は、煮過ぎないように注意して。さっと火を通す程度で仕上げてください。

 

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