料理と器・杉江保枝
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暑さが厳しい毎日。冷たい料理が身体を癒やしてくれるようです。ただ、あまりあっさりしたものばかりを食べていると体力が持たないのも事実。そこで今回は、動物性たんぱく質や脂質も摂れて、なおかつさっぱりした味わいの、冷たい煮物をご紹介します。使用するのは鶏もも肉と冬瓜。普通の煮物としても最強の組み合わせかと思いますが、この場合のキモはコラーゲン。鶏肉に含まれたコラーゲンを利用して、煮物の周囲にきらきらと光るジェルをまとわせます。いわば煮こごりですが、コラーゲン分を含んでいるせいか、そう簡単に熱で溶けることがないのがうれしいところ。もちろん煮物自体もとても美味しいのですが、ちゅるちゅるっと食べるジェルもたまりません。前の晩に作って、一晩冷やしてお召し上がり下さい。
用意するもの(概略)
冬瓜 小ぶりのもの1/2個
鶏もも肉 1枚(約330g)
鶏肉の下味用に
塩 小さじ1
日本酒 50cc
だし汁 2カップ
みりん 30cc
塩 小さじ1/2
作り方
ポイント1
鶏肉は下味をしっかりつけること。塩と日本酒を揉み込んで5分以上おくことで、肉も柔らかくなります。コラーゲン分でスープを固めたいので、胸肉ではなくもも肉を使います。手羽先でも構いません。前回ご紹介した煮物では、冷たくするために一番だしを半分加えて使いましたが、今回は鶏からしっかり旨みのあるスープが出るので、二番だしで大丈夫です。また、鶏肉に下味が付いているので、煮物自体に加える塩は少量で可。
ポイント2
冷やすとかなりしっかり固まります。皿に移すのがちょっと大変ですが、お箸と小さなスプーンを使って上手に盛りつけてください。ジェル状のスープにより、互いにくっつき合っている場合もあります。この状況を考え、保存容器に移すときも、全体にバランスよく入れておくと盛り付けが楽になります。写真では冬瓜と鶏肉のみを盛り付けてありますが、針に打ったみょうがを添えてもいいでしょう。
ポイント3
冬瓜は大きいものから小さいものまでさまざまです。今回使用したのは小ぶりの冬瓜です。小玉スイカよりやや大きめのサイズ。最近はミニ冬瓜という名前で、かなり小さな冬瓜も売られています。冬瓜は、冬までもつというのがその語源。日持ちするので、気がついたときに一個買っておいて、お勝手の隅に転がしておくといいでしょう。
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