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トマトときのこの和風黒酢マリネ(file364)

料理と器・杉江保枝

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まだまだ残暑が厳しいこの時期、夏の疲れも出てくるのでしょう、ちょっと酸っぱいものが美味しく感じます。料理の素材も夏から秋へと少しずつチェンジ。秋の素材・きのこと、夏の素材・トマトをドッキングさせて、和風の黒酢マリネを作ってみました。味の決め手になっているのがネギ。さっと湯通ししたきのこを熱いうちにマリネするのですが、その際、刻んだ白ネギをたっぷりと加えます。このネギの香りがアクセントになって、ついつい食が進んでしまいます。オードブルのイメージが強いマリネですが、しょうゆを使っているので、ご飯のおかずとしても大活躍。ぜひ試してみてください。

 

用意するもの(概略)

エリンギ 2本

しめじ 150〜200g程度

トマト(大) 1個

白ネギ 根から12センチ程度

小ねぎ 適宜

黒酢 大さじ1

オリーブオイル 大さじ1/2

しょうゆ 大さじ1

砂糖 小さじ1

塩 小さじ1/2

白胡椒 少々

 

作り方

  1. しめじは石突きを取ってばらしておく。エリンギは半分ほどの大きさに切ったあと、薄切りにする。白ネギはみじん切りにしておく。
  2. マリネ液を作る。小ぶりのボウルに砂糖小さじ1、塩小さじ1/2、黒酢大さじ1、オリーブオイル大さじ1/2、しょうゆ大さじ1、白胡椒少々を入れてよく混ぜあわせておく。
  3. 鍋に湯を沸かし、沸騰してきたらしめじとエリンギを入れ、再び沸騰してくる直前くらいまで茹でてザルに上げ、水を切る。
  4. 3のきのこがまだ熱いうちにボウルに入れ、2のマリネ液と、みじん切りにした白ネギを加えて全体を混ぜ合わせ、そのまま冷ます。
  5. トマトを食べやすい大きさにざく切りにする。小ネギは小口切りにしておく。
  6. 4のきのこが冷めたら、トマトを加えてざっくりと混ぜあわせる。器に盛りつけて、小ねぎを散らせば出来上がり。

 

ポイント1

きのこは茹でて、熱いうちにマリネして、味をよく染み込ませます。この時に白ネギを一緒に加えて、味をなじませます。マリネ液には黒酢が入っていますので、これでネギの辛味も減少します。そのまま冷ましますが、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やして、最後に冷たいトマトと和えても構いません。

 

ポイント2

今回はしょうゆを使って和風に味付けしましたが、しょうゆを使わず、塩の分量を増やして洋風に作ることもできます。その場合は、白ネギをエシャロットに、小ねぎをパセリに変えるといいでしょう。ぐっと洋風になって、同じ材料の料理とは思えません。洋風のマリネはオードブルなどに最適。こちらも試してみてください。

 

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