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かぶとしめじのチャウダー(file367)

料理と器・杉江保枝


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あったかいスープが恋しい季節になりました。チャウダーは具だくさんのスープのこと。貝が入ったクラムチャウダーが有名ですが、 野菜のチャウダーもなかなかのもの。今回は今回はかぶとしめじを使ってみました。美味しいチャウダーを作るコツは、まずバター。ダイエット中の方は出来れば避けたい食材ですが、このスープの場合はちょっと譲れません。サラダオイルやオリーブオイルを使ってももちろん作れることは作れるのですが、バターとはコクと美味しさが違います。ですから皆さんもぜひバターを使って調理してください。中級者向けになっていますが、お料理のあまり得意でない方でもとっつきやすいレシピだと思います。ハードルが高いのは玉葱のみじん切りと、素材を焦がさぬように炒める点。でもそんなに難しくはありませんので、ぜひ挑戦してみてください。これだけでも一食になりそうな雰囲気ですが、おいしいパンと食べるとより一層美味しくなります。

 

用意するもの(2〜4人分 概略)

かぶ(葉も含む) 1個

しめじ 100g

たまねぎ 1/2個

ベーコン 50g

バター20g

水 500cc

コンソメキューブ 2個

生クリーム 100cc

塩・胡椒 適宜

 

作り方

  1. 玉葱はみじん切り、ベーコンも細かく切っておく。しめじは石づきを取り除いてばらしておく。かぶは皮ごと使用。葉の根元を五ミリほど残して落とし、葉の付け根にある黒ずんだ部分を取り除いて半分に切り、根元に泥があるようなら流水でよく洗った後、2〜3ミリ厚さにスライス。葉は細かく刻んでおく。
  2. 鍋を火にかけ、温まってきたらやや弱めの中火に落とし、バター20gを入れる。
  3. バターが半分ほど溶けてきたところで、ベーコンと玉ねぎを入れて炒める。火が強すぎると焦げるので、やや弱めの中火を保ち、木べらでかき回しながらじっくり炒める。
  4. たまねぎが透き通ってきたらかぶ、しめじの順で軽く炒めたあと、水500ccを加える。強火で加熱し、沸騰したらコンソメキューブ2個を加えて溶かす。
  5. コンソメが溶けて、かぶとしめじに火が通ったらまた火を弱め、仕上げに生クリーム100ccを加え、最後に塩・胡椒で味を調える。さらにかぶの葉を加えて、沸騰する前に火を止める。器に盛りつけて卓に供する。

 

ポイント1

何と言ってもバターが決め手です。バターで炒めることでとても美味しいスープになります。サラダオイルでもオリーブオイルでも、マーガリンでもなく、とにかくバターがおすすめ。たまねぎとベーコンを、焦がさないようにじっくり炒めることで、コクのあるスープに仕上がります。

 

ポイント2

生クリームは最後に加えます。火が強すぎると分離することがあるので、必ず火を弱めてから加えてください。自信のない方は一度火を止めてしまっても構いません。生クリームを加えたあと、味見をして塩・胡椒で味を調え、再度加熱します。株の葉はその後加えてください。沸騰させると生クリームが分離することがあるので、沸騰する前に火から下ろしましょう。

 

ポイント3

今回はかぶとしめじを使用しましたが、キャベツや白菜など、お好きな野菜で作るといいでしょう。細かい賽の目に切ったじゃがいももおすすめ。また、同じように細かい賽の目に切ったさつまいもを入れると、甘みがあってなかなか美味。いも類を入れると、これだけで一食分がまかなえるボリュームになります。

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