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鶏ささみとたくあんのおかか和え(file376)

料理と器・杉江保枝

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たくあんの季節になりました。もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、刻んで和え物に使うと意外なうまさを発揮します。中華で言えばザーサイのような雰囲気でしょうか。今回は鶏のささみと合わせて鰹節で和えてみました。鶏は酒蒸しにする際に塩で下味をつけてあり、たくあんにも当然塩気がありますので調味料はお醤油をほんの少量だけ。鰹節のコクと香りもありますので、薄味でもちゃんと美味しく仕上がります。しかも、思いのほか上品。上等の日本酒とぜひ合わせていただきたいお味です。冬の夜、ぬるめのお燗酒と一緒にお楽しみください。

 

用意するもの(概略)

鶏ささみ 2本

ささみ下味用塩 小さじ1/2

ささみ酒蒸し用日本酒 大さじ2〜3

たくあん 100g

水菜 35g

鰹節 3g

しょうゆ 小さじ1/2

 

作り方

  1. 鶏ささみは筋を取り、塩小さじ1/2を全体にまぶしたあと、耐熱容器に入れ、日本酒大さじ2〜3をふりかけて5分ほど置いたあと、電子レンジで加熱する。600Wで3分半程加熱したあと、そのまま冷めるまで放置する。
  2. 水菜は3センチほどの長さに切りそろえて、冷水にさらしてしゃきっとさせておく。
  3. たくあんは3センチほどの長さで、やや太めの千切りにしておく。
  4. 1のささみが冷めたら小さくむしって、ボウルに入れる。
  5. 水菜は水切りして余分な水分はキッチンペーパーなどで取り除く。
  6. 4のささみに3のたくあんを入れて、鰹節3gとしょうゆ小さじ1/2を加えて良く味をなじませ、最後に水菜を入れて全体を混ぜ合わせれば出来上がり。

 

ポイント1

ささみは電子レンジを使って酒蒸しにします。酒大さじ2〜3は、ささみがひたひたにかぶる分量。容器の大きさによっては少なくてすみますし、これより多くなる場合もあります。600wで3分半ほど蒸したあと、冷めるまで放置します。蓋をとってはいけません。ここでさらに加熱され、しっとりした酒蒸しに仕上がります。

 

ポイント2

たくあんは塩気の強いものもありますので、しょうゆの分量は全体のバランスを良く考えて決めましょう。場合によってはしょうゆが不要のこともあります。ささみとたくあんを一緒に口にいれてみて、味を見て加減します。水菜が入ると少しさっぱりするので、その分も考慮してください。

 

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