料理と器・杉江保枝
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煮物にするとほっこりして美味しい京芋ですが、今回はからりと香ばしく揚げ出しにしました。前もって電子レンジで加熱することで、揚げ時間を短縮。衣は付けずに素揚げにしますが、さほど難しくなく色よく揚げることができます。一番だしを使用した汁は、ちょっと濃いめ。芋自体には味がついていないので、この汁が美味しさを醸しだすポイントになります。芋と絡みの良いように、少しだけとろみを付けてあります。多少手間はかかりますが、出来上がりは料亭の味。美味しさに箸が進みます。
用意するもの(概略)
京芋 230g程度(1/3本程度)
揚げ油 適宜
一番だし 160cc
みりん 30cc
塩 小さじ0.5強
しょうゆ 小さじ1
片栗粉 小さじ2程度
小ねぎ 適宜
柚子の皮 適宜
作り方
ポイント1
京芋は電子レンジで加熱してから素揚げにします。油で揚げて火を通すことも出来ますが、時間がかかる上に失敗が多くなるので、先に加熱したほうが無難です。油の温度はやや高め。火を通すというより、色をつける気持ちで揚げてください。
ポイント2
だしは香りの良い一番を使います。味付けは濃い目。芋自体は味がついていませんので、汁にパンチがないとぼんやりした料理になってしまいます。味見して、ちょっとしょっぱいと感じる程度がいいでしょう。芋の風合いを生かすため、塩と醤油を併用して、薄い色に仕上げます。盛り付けるときは汁を先に入れると、綺麗に仕上がります。
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