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新玉ねぎのしょうゆ煮(file390)

料理と器・杉江保枝

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新玉ねぎのシーズンです。甘くて美味しい玉ねぎですが、この時期ならではの新玉ねぎの甘さはまた格別です。その新玉ねぎを贅沢に使い、煮物に仕立てたのがこの料理。牛丼の肉なし、と言った風情ですが、ごろんと大きく切った玉ねぎの存在感は、肉なんてなくても大丈夫。立派な主役をつとめております。口に入れるととろりと広がる甘味が何とも言えず、ご飯が進みます。もちろん酒のつまみとしてもなかなか優秀。ついつい箸を延ばしてしまう美味しさです。ぜひお試し下さい。

 

用意するもの(概略)

新玉ねぎ 2個

だし汁 300cc

日本酒 30cc

みりん 大さじ2/3(10cc)

しょうゆ 大さじ1.5

仕上げのしょうゆ 適宜

小ネギ 適宜

 

作り方

  1. 新玉ねぎは表面の皮を向き、上下を適当にカットし、1/4に切り分ける。
  2. 鍋に1の新玉ねぎを並べ、だし汁300ccを入れて火にかける。
  3. 鍋が沸騰してきたら、日本酒30ccとみりん大さじ2/3程度を加え、さらに沸騰してきたら、しょうゆ大さじ1.5を加えて、落し蓋をして中火で10分程度加熱する。
  4. 汁が少し煮詰まっているので、味を見る。玉ねぎの甘味が出て、最初の味付けより甘く感じるはず。ここで仕上げのしょうゆ少々を加えて味を整え、1分ほど加熱すれば出来上がり。
  5. 器に盛り付け、小ネギをあしらう。

 

ポイント1

新玉ねぎは甘みが強いので、甘みを出す調味料は少なめにします。今回はみりんを使用しましたが、量はしょうゆの半分以下。それでも煮込んで味を見るとかなり甘く感じます。仕上げにしょうゆを足して味を整えますが、塩分が気になる方はあえてしょうゆを足さず、上からおかかをかけて旨味を強めるといいでしょう。

 

ポイント2

煮込み料理ですが、弱火で煮込むとぐずぐずになってしまいます。終始中火程度の火で加熱します。煮込みが足りないと甘味がうまく出てこないので、程良く煮こむのが美味しく作るコツです。また、煮崩れさせないためには落し蓋は必須。玉ねぎ自体が鍋の中で移動しないように、玉ねぎがちょうど収まる鍋を使用することも失敗を防ぎます。

 

 

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