料理と器・杉江保枝
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新玉ねぎのシーズンです。甘くて美味しい玉ねぎですが、この時期ならではの新玉ねぎの甘さはまた格別です。その新玉ねぎを贅沢に使い、煮物に仕立てたのがこの料理。牛丼の肉なし、と言った風情ですが、ごろんと大きく切った玉ねぎの存在感は、肉なんてなくても大丈夫。立派な主役をつとめております。口に入れるととろりと広がる甘味が何とも言えず、ご飯が進みます。もちろん酒のつまみとしてもなかなか優秀。ついつい箸を延ばしてしまう美味しさです。ぜひお試し下さい。
用意するもの(概略)
新玉ねぎ 2個
だし汁 300cc
日本酒 30cc
みりん 大さじ2/3(10cc)
しょうゆ 大さじ1.5
仕上げのしょうゆ 適宜
小ネギ 適宜
作り方
ポイント1
新玉ねぎは甘みが強いので、甘みを出す調味料は少なめにします。今回はみりんを使用しましたが、量はしょうゆの半分以下。それでも煮込んで味を見るとかなり甘く感じます。仕上げにしょうゆを足して味を整えますが、塩分が気になる方はあえてしょうゆを足さず、上からおかかをかけて旨味を強めるといいでしょう。
ポイント2
煮込み料理ですが、弱火で煮込むとぐずぐずになってしまいます。終始中火程度の火で加熱します。煮込みが足りないと甘味がうまく出てこないので、程良く煮こむのが美味しく作るコツです。また、煮崩れさせないためには落し蓋は必須。玉ねぎ自体が鍋の中で移動しないように、玉ねぎがちょうど収まる鍋を使用することも失敗を防ぎます。
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