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ほたるいかのオイル煮(file392)

料理と器・杉江保枝

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今が旬のほたるいか。辛子酢味噌で食べるのが一般的ですが、何度も食べているとだんだん飽きが来るものです。そこで一工夫して洋風にアレンジ。スペインバルなどでアヒージョという名称で出されている料理のほたるいか版を作ってみました。アヒージョには一般的に、マッシュルームや海老、タコなどを使用します。これらの魚介やきのこをオリーブオイルで、揚げる、というよりグツグツと煮た一品。にんにくと鷹の爪を効かせてパンチのある味に仕上げてあります。ほたるいか自体も香ばしく美味しく仕上がるのですが、圧巻はほたるいかの旨味が染みだしたオイル。ここにパンを浸していただくのが何とも至福のひととき。もちろんワイン片手にお楽しみください。

 

用意するもの

ほたるいか(ボイルしてあるもの) 250g

オリーブオイル 120〜130cc

にんにく 1片

鷹の爪 少々

塩 小さじ1/2

胡椒 少々

 

作り方

  1. ほたるいかは爪楊枝などを使って目の部分を取る。
  2. にんにくはスライスしておく。
  3. フライパンを中火にかけ、オリーブオイル120〜130ccを入れ、塩をパラッと振ったときにぱちぱちと音がする程度まで温度を上げ、まずにんにくを入れて香りをつける。
  4. にんにくがうっすらきつね色に色づいたら弱火に落とし、油の温度が低くなったところで、ほたるいかを入れる。温度が高いとはねるので要注意。
  5. 弱火のまま、時折かき回しながら10分ほど加熱し、その後徐々に温度を上げながらさらに5分ほど加熱、仕上げに鷹の爪少々と塩小さじ1/2、胡椒少々を入れて全体をよく混ぜ合わせれば出来上がり。器に盛り付け、グツグツといっているところをテーブルに出せば出来上がり。

 

ポイント1

ほたるいかの目は必ず取りましょう。取らないと食べたときに嫌な歯ざわりがすることがあります。目自体おいしいものではありません。

 

ポイント2

油の温度が高いとはねて危険です。にんにくはやや高温で加熱しますが、ほたるいかを投じる前に、油の温度を低くしてください。1つ2つ入れてみて、危険だなと思ったらさらに温度を下げる感じで調節を。もちろん低すぎても美味しく出来ませんが、ほたるいかにある程度火が通ったら、あとは徐々に温度を上げていくイメージで作りましょう。

 

ポイント3

塩小さじ1/2だと、塩気が足りないかもしれません。ただ、あまりしょっぱくすると今度は食べにくくなるので、調理した時点では少なめに。塩気が足りないようなら、食べながら振っても構いませんので、塩を一緒に食卓に出しておくといいでしょう。オイルはパンにつけていただきます。

 

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