料理と器・杉江保枝
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京都のお土産の定番、ちりめん山椒。しかし聞くところによれば、京都ではそれぞれの家庭で作るのが一般的なようです。ならばうちでも、と作り始めて以来、ほとんど常備菜として欠かさず作りおきするようになりました。使う材料はしらす干しと実山椒の佃煮、調味料。実山椒の佃煮は京漬物のお店などで売っていますが、できればこちらも手作りしたいところ。そこで今回は、実山椒の佃煮も含めてレシピをご紹介したいと思います。ちなみに実山椒が獲れるのは今の時期のみ。5月から6月にかけての約一ヶ月間が収穫時期なので、この時期に佃煮を作り、小分けにして冷凍しておきます(一年間はもちます)。しらすや調味料は年中手に入りますので、実山椒の佃煮さえあれば、いつでもおいしいちりめん山椒が食べられるというわけです。もちろん、非常に手間のかかる作業ですから、面倒だなと思う方は市販の製品をお使いになっても構いません。
用意するもの(概略)
実山椒の佃煮
実山椒 500g
日本酒 250cc
醤油 250cc
ちりめん山椒
しらす干し 150g程度
日本酒 60~80cc
みりん 大さじ1
醤油 大さじ1弱
昆布 2センチ角程度の大きさのもの
実山椒の佃煮 大さじ1〜1.5
作り方
実山椒の佃煮
ちりめん山椒
ポイント1
実山椒は枝から離したあと熱湯で茹で、残っているつるも綺麗に取り除きます。この作業に非常に手間がかかります。今回は500gの実山椒をさばくのに半日以上かかりました。とにかく根気のいる仕事ですので、面倒な方は市販の製品をお使いになることをおすすめします。また、この時期のみ、少量の実山椒を煮て使用するのもおすすめ。少量ならそれほど時間もかかりません。煮上がった実山椒は小分けにして冷凍します。冷蔵でもかなり日持ちしますが、コンディションによってはだめになる場合もあるので、念のために冷凍しておくことをおすすめします。解凍は自然解凍で。解凍したあとは保存容器に移し替え、冷蔵庫で保存します。
ポイント2
実山椒の佃煮も、ちりめん山椒も、水を一切使わずに煮ます。基本は日本酒と醤油。ちりめんにはみりんで甘味をつけます。みりんは醤油より若干多めに使用。レシピにもありますが、しらす干しには塩味がついていて、そのまま煮るとしょっぱくなる場合があります。軽く水通しをして表面の塩分を取り除いてから煮ると、好みの味付けになるはずです。
ポイント3
市販のちりめん山椒は、カラッと乾いているものもありますが、自家製はどちらかと言えばふっくらしっとり。乾いたちりめんにしたい場合は、とろ火で根気よく水分を飛ばして炊き上げますが、焦げる危険もあるので要注意。頃合いを見計らって、上手に火から下ろすようにしましょう。
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