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栗入り肉団子と冬瓜の煮物(file406)

料理と器・杉江保枝

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 秋といえば栗。ほくほくした栗の美味しさは秋ならではの味覚です。そんな栗を肉と合わせて煮物にしつらえました。実は肉類とも相性バッチリの栗。その甘さがボリュームたっぷりの肉の旨味に程よいアクセントを与えてくれます。使用しているのは豚肉ですが、鶏肉でももちろんOK。隠し味に八丁味噌をほんのちょっぴり加えてコクをアップしてあります。また今回は加えませんでしたが、椎茸などのきのこ類を混ぜても美味しく仕上がります。きのこを単品で煮物に加えるのも一法でしょう。秋の恵みを存分に味わえる一品。どうぞお試しくださいませ。

 

用意するもの(概略)

冬瓜(小) 1/2個

豚ひき肉 250g

玉子 1個

白ネギ 10センチ程度

ニンニク 一片

生姜 少々

つなぎの片栗粉 大さじ1

衣の片栗粉 大さじ2

肉団子の調味料として 塩 少々

肉団子の下味として日本酒 小さじ1

八丁味噌 小さじ1/2

だし汁 適宜

日本酒 50cc

みりん 40cc

塩 小さじ1

しょうゆ 小さじ1

最後に味を整えるためのしょうゆ 適宜

あしらい用の白髪ネギと針生姜 適宜

 

作り方

  1. 冬瓜は種を取り、皮を剥いて食べやすい大きさに切り分け、面取りしておく。
  2. 栗は皮を剥いて粗みじんに刻んでおく。
  3. ネギ、生姜、ニンニクはみじん切りにしておく。
  4. 八丁味噌小さじ1/2と日本酒小さじ1を合わせて小ぶりのボウルに入れ、電子レンジ600Wで20秒ほど加熱し、全体をよく混ぜ合わせておく。
  5. ボウルに豚ひき肉、玉子、塩少々、片栗粉大さじ1,3のネギ、生姜、ニンニク、4の八丁味噌と日本酒を入れ、粘りが出るまで良くこねて混ぜ合わせる。最後に栗を加えてさらに全体をよく混ぜ合わせる。
  6. 5をピンポン玉程度の団子に丸め、全体に片栗粉をまぶしたあと、熱湯で一度茹でる。鍋肌に団子がくっついて形が崩れることがあるので、丁寧に茹でて、湯の表面に浮き上がってきたらすくって余分な水分を切っておく。
  7. 鍋に1の冬瓜と6の肉団子を入れ、全体がかぶる程度にだし汁を加えて火にかける。強火で加熱し、沸騰してきたら日本酒50cとみりん40ccを加え、さらに沸騰したら塩小さじ1としょうゆ小さじ1で味付けする(ここまで強火)。
  8. 味付けが終わったら落し蓋をして20〜30分ほど煮込んで一度火を止め、自然に冷まして味をなじませる。
  9. 食べる直前に再度加熱し、最後に味を見てしょうゆを加えて整えれば出来上がり。針生姜と白髪ネギをあしらって盛り付け、卓に供する。

 

 ポイント1

栗の皮を剥くのが一苦労。向く前に少し熱めのお湯に5分ほど漬けておくと、鬼皮が少しだけふやけて包丁を入れやすくなります。鬼皮を向いたら、渋皮をこそげるように剥きます。栗の味をはっきりと際だたせるため、あまり細かく刻まず、粗めに刻んでください。

 

ポイント2

八丁味噌は固いので、日本酒と合わせて電子レンジで加熱して柔らかくしてから加えます。加熱したあと、へらなどでよくかき混ぜて馴染ませてから加えてください。八丁味噌がない場合は、普通のお味噌でもかまいません。

 

ポイント3

今回は豚肉を使用しましたが、鶏肉でももちろんOK。その場合、下処理したレバーをペースト状にして少しだけ加えるとコクのある肉団子になります。もちろん好き嫌いはありますが、お好きな方は是非試してみてください。

 

 

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