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大根と柿の白和え(file408)

料理と器・杉江保枝

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難易度:

上級者向け

調理時間:1時間程度

使っている食材

  =野菜  =肉  =魚貝

  =果物  =その他

秋の果物といえば柿。甘くて美味しい上に、風邪や高血圧の予防、二日酔い封じにも効くのですから、ここぞとばかりにたくさんいただきたいものです。そのまま食べるイメージが強い柿ですが、なますに入れたり、皮をたくあんの色付けに使用したりと、実はお料理とも密接につながっている食材です。その柿を、今回は大根と合わせて白和えに仕立ててみました。薄味で煮付けた大根と、甘い柿の組み合わせは絶妙。白ごまをたっぷり混ぜた豆腐のすり身で和えれば、とても上品な一品が出来上がります。日本酒との相性は抜群ですが、フルーツの味が入る分、ワインと合わせても美味しいのがうれしいところ。飽きから冬にかけて、白い料理は身体に元気を与えてくれます。この時期、是非試していただきたいお料理です。

  用意するもの(概略)

  • 豆腐(絹ごし) 150g
  • 大根 5〜7センチ程度
  • 柿(大) 1/2個
  • 白ゴマ 大さじ2

 

大根の下味

  • だし 120cc
  • 日本酒 30cc
  • みりん 30cc
  • 塩 小さじ1

 

和え衣

  • だし 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 塩 少々

  作り方  

  1. 豆腐は厚手のキッチンペーパーに包んで耐熱容器に載せ、電子レンジ600wで3分ほど加熱。ペーパーを取り替えて上から皿などを載せ、さらに軽い重しをして30分ほどおいて水抜きする。
  2. 大根は皮を剥き、5〜7ミリ角の拍子木に切り揃える。
  3. 2の大根を鍋に入れ、だし120ccを加えて火にかけ、沸騰してきたら酒30ccとみりん30ccを加え、さらに沸騰してきたら塩小さじ1を加える。オーブンシートなどを使って落し蓋をし、やや強めの火で水分が少なくなるまで煮る。
  4. 大根が煮上がったら、穴杓子ですくってバットに広げ、熱をとっておく。
  5. 柿は皮を剥き、5〜7ミリ角の拍子木に切っておく。
  6. 白ゴマ大さじ2は油が出るまでよくすっておく。ミルサーなどを使うと作業が楽。
  7. すり終わった白ゴマに、水切りのすんだ豆腐を加えて良くすり混ぜる。豆腐がなめらかになってきたら、だし大さじ1とみりん大さじ1を加えてさらにすり混ぜ、塩少々で味付けして和え衣を作る。
  8. 7の衣に、4の大根と5の柿を入れて全体をよく混ぜ合わせれば出来上がり。

  ポイント1

大根は煮過ぎると煮崩れますので、やや強めの火で短時間に仕上げましょう。全体が透き通って柔らかくなったら大丈夫です。今回はアク抜きせずに煮あげましたが、アクが気になる方は一度湯がいてから煮るといいでしょう。その場合も煮過ぎないよう注意してください。

  ポイント2

和え衣を作るときはフードプロセッサやミルサーが便利です。特にミルサーはごまをかなりなめらかにすることができるので重宝。ミルサーがない場合は、すったごまと豆腐をフードプロセッサにかけてすり上げるといいでしょう。フードプロセッサもない場合は、市販の練りゴマを使っても可。ペースト状にしたお豆腐とよく混ぜあわせて和え衣を作ってみてください。

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