料理と器・杉江保枝
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毎年お正月にはあん肝料理を作っていましたが、今年はあん肝が品薄で入手できず。だったらいっそのことフォアグラを食べよう、ということで、テリーヌを作ってみました。何しろ名にし負う高級食材ですから、大変なんじゃないのかな、とちょっと不安はありましたが、実際にやってみると意外と簡単。あん肝や鶏レバーを扱うことに比べたら、手間もかからず、失敗も少なく、しかもさほど生臭さを気にする必要がありません。フレッシュなフォアグラを使わないとダメ、と言う人もいますが、フレッシュなフォアグラを手に入れるのは、流通的にも金銭的にも無理というもの。手に入れやすい冷凍物を使用しましたが、それでもびっくりするほど美味しくできあがりました。フォアグラは、鴨の肝臓と、鵞鳥の肝臓の二種類があり、今回使ったのは鵞鳥の方。鵞鳥の方が若干脂が多いと聞いていましたが、これもさほどではなく、とにかく非常に美味。冷凍のフォアグラはインターネット経由で簡単に手に入りますので、ぜひ試してみてください。ちなみに、私が購入したのはこちらのサイトです。グルメミートワールド http://www.gourmet-meat.com/
用意するもの
フォアグラ ホール 550g
マデラ酒 60cc
塩 小さじ0.5〜1
胡椒 少々
作り方
ポイント1
フォアグラは気温が高いとすぐに脂が溶け出してしまいます。筋や血管を取り除く際は、必ず気温の低い部屋で扱うようにしましょう。筋や血管は、見た目ですぐに確認できますので、誰でも簡単に取り除けます。形が崩れやすいのですが、型に詰め込んで調理しますので、ぐずぐずになってしまっても何ら問題はありません。気にせず豪快に、しかし繊細な神経で上手にお掃除してください。
ポイント2
掃除の終わったフォアグラは、塩・胡椒とマデラ酒でマリネします。マデラ酒がない場合は、ブランデー、あるいはポートワインでも構いません。やや甘味のあるお酒を使った方が美味しく仕上がります。
ポイント3
フォアグラはあまり熱を通さないこと。低温で、湯煎にして焼き上げます。100度のオーブンで40分程度が目安。内部の温度が50℃と書かれてあるレシピもあるので、温度計をお持ちの方は、実際に測定しながら自分なりの加熱時間を決めてくださっても結構です。焼き上がったフォアグラの表面には脂が浮いていますが、このまま冷やし固めます。この脂は、取り除いても構いませんし、そのまま卓に供しても問題はないでしょう。パンに付けていただくのが一般的ですが、やや小ぶりの大きさに切って、ステーキのつけ合わせにも重宝します。こちらもぜひ試してみてください。
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