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春野菜とホタテの西京味噌グラタン(file391)

料理と器・杉江保枝

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ベシャメルソースの代わりに西京味噌を使った和風のグラタンです。中身は菜の花、たけのこ、やまうどと、春野菜がたっぷり。だしやスープを加えない代わりにホタテをたっぷり入れて旨味を抽出、味わい深い一品に仕上げました。作り方はそれほど難しいわけではありません。ソースに使うのは、冒頭でも述べた西京味噌。そこに生クリームとマスタード(洋辛子)を加え、よく混ぜただけ。茹でた菜の花、アク抜きを済ませたたけのこ、賽の目に切った山うど、そしてホタテをグラタン皿にバランスよく並べ、前出のソースを上からかけて、チーズを散らしてオーブンで焼くだけです。やや甘味のある西京味噌は生クリームととても相性がよく、和風でありながら洋風の味わいを醸し出し、野菜とからむとこれがまた何とも言えない美味しさです。マスタードの柔らかな辛味と酸味がまた良いアクセント。日本酒に合う、ちょっぴりひねりの効いたグラタンです。

 

用意するもの(概略)

菜花 5本程度

山うど 1本

たけのこ(中) 1/2本(アク抜き済みのもの)

帆立貝柱 8個

塩・胡椒 少々

西京味噌 40g

生クリーム 大さじ2.5

マスタード(洋辛子) 小さじ1.5

ピザ用チーズ 40g

 

作り方

  1. 帆立貝柱はタテに1/2に切り分け、塩・胡椒少々を振っておく。
  2. 菜花は塩少々を入れた熱湯で色よく茹でて水に取り、よく絞って1/2に切っておく。
  3. 山うどは皮を剥いて6〜7ミリ角の賽の目に切り、酢水につけてアクを抜いたあと、ザルにとって水をよく切っておく。
  4. たけのこ(アク抜き済み)は、根に近い部分は1センチ程度の角切り、穂先の方は薄切りにする。
  5. ボウルに西京味噌40gと生クリーム大さじ2.5、マスタード小さじ1.5を入れてよくかき混ぜる。
  6. グラタン皿に、1のホタテと野菜をバランスよく並べ、5のソースを上からかけて全体にならし、その上からピザ用チーズ40gを載せる。
  7. 230度に余熱したオーブンで15分ほど加熱すれば出来上がり。

 

ポイント1

今回使用した野菜は、菜花、たけのこ、山うどですが、他の野菜で代用したり、別の野菜を加えたりしてもいいでしょう。例えばアスパラガス、新玉ねぎなど、お好みの野菜を使っていろいろとアレンジしてみましょう。ソースに使用しているのが味噌と生クリーム、マスタードですから、酢味噌和えやぬたに向く野菜でしたら、ほぼ相性良く使用できます。また、ホタテの他に、エビを加えてもいいでしょう。

 

ポイント2

西京味噌を使用しているのは、色味が白に近いということもありますが、通常の味噌に比べて甘みが強く、味がマイルドであることもあります。このマイルドさが生クリームとマッチ。舌触りもなめらかなので、ベシャメルソースと比べても遜色はありません。他のお味噌で代用も可能ですが、やはりここは西京味噌を使用したほうが美味しく出来上がります。

 

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