料理と器・杉江保枝
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そら豆豆腐、と言っても、そら豆を大豆の代わりに使ったお豆腐ではありません。普通のお豆腐に、そら豆を混ぜ合わせて蒸した蒸し豆腐です。冷蔵庫で冷たく冷やして食します。そのまま食べても、またお醤油などをつけてもいいのですが、一番合うのはやはり銀あん。ダシの利いた上品な銀あんをからめると、何とも言えない美味しさが口中に広がります。薬味に使うのはきゅうりとしょうが。これがまた銀あん、そら豆豆腐、双方に良く合い、またしゃきしゃき感もプラスされて舌の上の華やぎます。ちょっと作るのは面倒ですが、こんな料亭風の料理が卓上を飾れば、料理の腕も大いに褒められることでしょう。ちょっと時間が出来たら、ぜひ試してみてください。
用意するもの(概略)
そら豆豆腐
豆腐 600g(2丁分)
そら豆 600g(さやごと量った分量)
山芋のすり下ろし 30g
卵白 1個分
塩 適宜
銀あん
ダシ 160cc
日本酒 30cc
みりん 30cc
塩 小さじ1/2
吉野葛 小さじ1.5程度(その倍量弱の水で溶いて使用)
薬味
きゅうり 1/4本程度
生姜 少々
作り方
ポイント1
上級者向けになっていますが、手順さえきちんと踏めば、お料理にさほど慣れていない方でも失敗なく作れます。要は面倒がるか、面倒がらないか。お料理の腕を上げるためには、多少の面倒も厭わない姿勢も必要かと思います。すり鉢を使ってもかまいませんが、時間を短縮するためにフードプロセッサを使用しました。二色に仕上げるので、二度に分けてすり混ぜます。最初はそら豆抜きで。次はそら豆を入れますが、この間、フードプロセッサを洗う必要はありません。一度に白いタネを作って半々にわけ、片方にペーストにしたそら豆を混ぜる方法もありますが、別々に作った方が分量もわかりやすく、手間がかかりません。
ポイント2
蒸すときは弱火で。強火で沸騰させてしまうと全体にすが入ってしまいます。弱火でじっくり時間をかけて蒸します。フタの端っこに箸を噛ませておくと、蒸気がほどよく逃げて、蒸し器内の温度が上がりすぎないように調節してくれます。蒸すときは流し型の上からクッキングペーパーをふわりとかけておきます。全体に均一な蒸し具合になる他、水滴が豆腐に落ちるのを防いでくれます。
ポイント3
銀あんは、食べるときに作ります。予め作って冷やしておくのも美味しいのですが、長時間冷やすと味が落ちる原因になります。ダシの香りを大切にしたいので、その場で作って、その場で冷やした方が美味しくなります。なお、今回の分量は、一回分のあんを想定しています。盛りつけるときのそら豆豆腐の分量や、お皿の数などを考慮して、分量を増減してください。吉野葛は片栗粉で代用してもかまいません。
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